月別アーカイブ: 2017年7月

誰もが生きていく意味がある

ある朝、長女が突然言いました。

「明日もいい日になりますように・・・」

言った本人もびっくりして私と顔を見合わせます。

この言葉は、まだ長男長女が幼児の頃、寝る前に私が必ず言っていた言葉です。

子どもたちを寝かしつけながら私も一緒に眠っていて、部屋の電気を消す前に必ずこの一言を言っていたのでした。
いつの間にか言わなくなり私自身もすっかり忘れていた一言でした。

この頃は子育て真っ最中という感じで1日があっという間でした。
今日も無事に一日が終わって楽しかったね。という気持ちで言っていた記憶があります。
もしかしたらこの言葉で自分を奮い立たせていたのかもしれません。

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その頃から10年以上が経ち、両手を繋ぎながら寝ていた子ども達は、今では一人で寝るようになりました。
長男の成長が心配で不安もありましたが、今ではたくさんの事が一人で出来るようになりました。
長女は長男の事を気にしつつも中学生ライフを楽しんでいます。

二人とも私の宝物です。

長男には私が知らなかった事をたくさん教えてもらい、長女にはもう一度育っていく体験をさせてもらっています。
この世に、必要のない命などないと心から実感しています。

相模原の悲しい事件から1年が過ぎ、改めて思います。
知的障がいのある人もない人もその命に輝きがあり、家族にとってかけがえのない存在であるという事。

差別は無くならないかもしれないけれど、正しい理解が広がる事を望みます。

一人登校の始まり その③

通学付き添いでのハプニング。

雨のその②に続いて、今回は「電車の遅延」です。

これは電車遊学を始めると決めた時から一番気にしていたハプニング。
その日、駅のホームに行くエスカレーターを降りようとするとすでにホームには人がいっぱい。
電車も止まったままで動く気配がありません。
駅員さんのアナウンスに集中するとどうやら病人が出たようで救護活動を行っている様子。

まずは、私の後から降りてきた長男に電車が止まっていてすぐには動かないことを説明。
電車が動くようになるまで待たなければならない事を伝えます。

ホームのベンチが空いていたので長男はそこに座って電車が動くまで待つことにしました。
待っている時は本当に時間が長く感じます。
結局10分ほどしてから運転は再開になりました。
止まっていた電車に乗るには人が多すぎて無理だと判断し、「次の次の電車くらいに乗ろう。」と声をかけ次の電車を待ちました。
案の定、次の電車は人でいっぱいです。
「次の電車にしよう!!」と長男に言いましたが、「やだ」の一言。
乗る気満々です。
「すごく混んでるよ、次の電車のほうがすいてると思うよ。」と言っても「やだ」

で、来た電車に乗りました。

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当然、満員ぎゅーぎゅーです。
人に押されて乗り込み更に乗って来る人に押され長男は叫びました。
「やめてー!」

「大丈夫、大丈夫だから、静かにね。」
肩に手を置いて何度も声をかけます。

降りるときは人をかき分け長男の手を取って何とかホームに降り立つことが出来ました。

今回の問題点は大きくは4つ。

1、電車が止まっている時にどんな状況なのかを把握する事
2、どのくらい待てば電車が動くようになるのかを判断する事
3、再開してすぐの電車がどの程度混んでいるのかを判断して乗るか乗らないか決める事
4、満員電車に乗って降車する駅で無事に降りれるかどうか

これらの事柄を自分で判断するには何度も経験を積まないと難しい長男です。
経験を積んだとしてもすべて出来るようになるかどうか分かりません。

電車通学での心配はとにかくイレギュラーな問題が起きた時に対応が出来るかどうかです。

電車に乗って降りるまではほんの数分。
この数分が一番の心配で毎日付き添っていると言っても過言ではありません。

1学期中、電車の遅延があったのはこの1回だけでした。

次に同じようなことが起きた時に長男がもし一人だったら無事に学校に行けるのだろうか・・・

確実に言えるのは、一つ経験は出来た。という事。

まだまだ、電車通学の様々な経験は続きます。

成人の知的障がいの方へお金の使い方のお話をしてきました

2017年7月15日に東京都武蔵野市にある地域生活支援センターびーとのサマーセミナーの講師をしてきました。

テーマは「知ろう!学ぼう!お金の使い方」~上手に使って楽しみをひろげよう~ です。
成人の知的障がいのある方が自分でお金を管理していく為のお話をさせて頂きました。

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この日の参加者は知的障がいのある成人の方々で年齢は20代から40代で22名でした。
3つのグループに分かれて着席して、支援員の方に一人ずつグループに入って頂いて、グループでの話し合いや、レジュメにあるワークなどを行いながらお話をさせて頂きました。

何より驚いたのが参加された皆さんの「学ぼう!」という意識の高いこと。
皆さん積極的に発言をしてくださいます。
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そしてワークもとても真剣に取り組んでくれます。
字も丁寧にしっかりと自分で記入していきます。
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知的障がいのある人の持っているお金の管理は、親や後見人だけでなく、グループホームの支援員や通所の支援員などご本人に関わる全ての人々がチームを組んで行うべきです。
自分で自分が使うお金を管理できるようになると、自分で様々なことを選べるようになり、自己決定の幅が広がって生活の質が上がります。

お金の管理は学齢部の内からご本人が出来るようにステップアップしていくと親もご本人も負担なく出来るようになります。

今回の参加の皆さんの中にはすでにおこづかい帳をつけている方や、銀行などからの引き出しも自分で出来ている方もいて素晴らしいと感じました。

お金の管理はおこづかい帳だけではなく色々な方法があります。
ご本人の分かりやすい方法であれば、どんな形でも良いのです。
そんな方法の一部も紹介させて頂きながらお話をして、あっという間の1時間半でした。

びーと写真2

途中の休憩時間にはちょっとしたゲームなどもして、私も楽しい時間を過ごすことが出来ました。

講座を終えた後に、「今日はありがとうございました。」と握手をしに来てくださった方もいて嬉しかったです。

皆さんのお子様も少しずつ自分でお金を管理する方法を始めてみてはいかがですか?
ぜひお手伝いさせて下さい。

 

一人登校の始まり その②

長男の電車通学に付き添って毎朝学校まで行く日々は今も続いています。

この3か月は本当にたくさんの経験をしました。
(私も長男も・・・)

そして、入学式の翌日はいきなりの雨。
テンション下がりまくりです。(さがっているのは私だけ)

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傘の処理がまだ上手く一人では出来ない長男。
具体的には、傘を閉じる、傘をまとめる(くるくるする)、ボタンで留める、です。
この一連の作業がまだ一人だと難しいです。

雨が降ってしまうともう付きっきりという事になります。

そして何より雨が降ると歩く速度が極端に遅くなります。
という訳で、朝食が終わると少し早く家を出るために何度も声かけを行います。
(朝食の後は、靴下を履いて、リュックを背負って、スイカを持ちます)

さて、やっとの思いで駅の入り口に到着し傘の始末を行います。
(プライドがあるので私がサポートする事をとても嫌がります・・・)
ホームに到着すると雨のせいなのかなぜか人があふれています。
でも、無事に乗って学校のある駅に到着しました。
外に出るときにまた私が傘を広げるサポートをします。

学校について傘立てに入れる時に「帰りに傘を忘れないでね!」と何度も声かけ。
この日の天気予報は午後には晴れでした。

この日は学校へのお迎えは放課後等デイサービスのスタッフが来てくれるので、そちらへも「今日は傘を持って行っているので持ち帰るようサポートをお願いします。」とあらかじめ伝えます。

この日は無事に傘を持ち帰りました。

この日の経験は「雨の日に傘をさして通学し、傘を持ち帰る」
一つまた経験が増えました。

この話にはおまけが一つ。
学校までもかなり歩くのに時間がかかり、私は仕事に移動する為のバスに乗り遅れ、30分歩いて移動する事になりました。
かなり雨が強く、びしょぬれで到着したのでした。
(えーん。冷たい。)

この後も、通学ネタは続きます。

 

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